顔がでかいことの克服方法

私は顔がでかい。というか長い。

 

顔がでかいことで悩んだことのある人は少なくないだろう。私もその一人だ。

 

顔がでかいことに不便はない。かといってたいした便利もない。なぜ、特に利便性がないのに顔を縮まないのか。おのれの遺伝子さんは。

 

ここで顔がでかいことを認識することの難しさをお伝えする。

 

顔がでかいことの落とし穴は、いつも見ている顔なので、その大きさは普通、特にでかくない、体とのバランスも悪くないと思えてしまうのだ。そして、小顔の人を見ても、その隣に自分の顔があるわけではないので比較ができないのだ。

 

これらの原因は目が顔についているという、かなり当たり前の事実によるものだ。常識を疑えとはいうけれど、顔に目がついていることを疑うのはなかなか難しい。

 

そして、いつしか気づく。自分は顔がでかいということを。

 

だいたい中学生ぐらいなのだろうか、男の場合は。中二病という言葉があるが、思春期真っ只中に自分は顔がでかいという事実に直面する。まぁ、だいたい友達に「顔でかくね?」と言われて気づくのだ。

 

そして家に帰って鏡を見る。ナイスバランスなのである。その理由は先述の通りだ。しかし学校に行くと顔がでかいとなる。

 

顔がでかいというのは、ほぼ遺伝によるので、本人にはまぁ、どうしようもできないものである。努力で顔は縮まない。

 

あと顔がでかい、顔が長い、頭がでかいの3種類があって微妙に違う。芸能人でいえば、

顔がでかい トミーズ雅

顔が長い ココリコ田中

頭がでかい アンタッチャブル山崎

だろうか。顔がでかいと頭がでかいはあまり差がない。頭がでかい人の特徴は入る帽子がないということだ。

 

思春期に顔のでかさに悩みながら、幾年か経つと、「まぁ、顔がでかくてもなんとかなるだろう」みたいに心境も変わってくる。というかそう思うしかやってられないのだ。テレビでもこみちを見たときの衝撃は凄かった。

 

とはいえ、しょうがないということで、感情を押し殺しているだけだ。本来心の奥にドス黒い気持ちが昇華されずに残っている。

 

大学に入り、社会人になり、SNSか流行りだして、自撮りだのなんだのが騒がれだした。そんな折に、女子2人でうつる時は後ろの位置どりをしたいみたいな記事だかテレビだかで見た。

 

つまり、後ろの方が遠近法の関係で小顔に見えるんだって話だ。前の方に立つ女子は内心やられたとか思いながらも写真は撮らざるを得ないと。

 

「なんだって、、、」

 

オレは何とムダな時間を過ごしていたのか、、、

 

顔がでかいってことは隣の女子の顔を小顔にできるのだ!そう

 

写真を撮る隣に僕を

 

だ。このSNS全盛期こそ輝けるではないか!顔がでかい男子のみなさん遂にぼくらの時代です。

 

そして、何より女子の皆さんにお伝えしたい。顔が小さい男でいいんですか?隣に置くなら顔がでかい男の方が良くないですか?今一度考えていただきたい!小顔のイケメンは観賞用。隣にずっと置くのはデカメンではないでしょうか!?

 

この視点。この視点を持った若かりし頃に持っていたら、合コンでももっと輝けたかもしれない。それでも比較的若い時に気づけたのかもしれない。そしてこうして顔のでかさを売りにできることを発信できたのだから良しとしよう。